野蒜(ノビル)


野蒜が咲いていた。
今頃どこかで花橘も
咲き香っているのだろう。
万葉集や古事記をきっかけに、
庭や街路の草花に
親しみを持てるようになった。

いざ子ども 野蒜つみに
蒜摘みに わが行く道の
香妙し 花橘は
上枝は 鳥居枯らし
下枝は 人取り枯らし
三つ栗の 中つ枝の
ほつもり 赤ら嬢子を
いざささば 宣らしな

いざこども のびるつみに
ひるつみに わがゆくみちの
かぐわし はなたちばなは
ほつえは とりゐからし
しずえは ひととりからし
みつぐりの なかつえの
ほつもり あからをとめを
いざささば よらしな

(古事記 応神天皇条)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です