ふたりの姫

五月待つ
花橘の
香をかげば
昔の人の
袖の香ぞする

(『古今和歌集』夏 詠み人知らず )

ハニワくんの追憶にやどる
異国の舞姫(聖樹の巫女)

ユズリの丘の水瓶の姫
不思議な博物館の女性
ハニワくんの帰りを待ってる
もうひとりの姫


( 2021.8.15 Twitter より )


オトタチバナヒメ


オトタチバナヒメ=ヤマトタケルの妻

橘=非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)

『古今和歌集』夏、詠み人知らず「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」以後、橘は懐旧の情、特に昔の恋人への心情と結び付けて詠まれることになる。(略)
タチバナ – Wikipedia


・セイレーンの面影(異界に通ずる海・常春の実)
・ヤマトヒメの剣→オトタチバナヒメが守護→ミヤズヒメの元に安置(三相女神?)
・海神の人身御供(霊剣&ヤマトタケルにかわり、海難を鎮め、海の守護神となるヒメ)
・海に浮かべた畳(皮・絹)に船から女性が降りる→中国の河神に似た伝承あり。

弟橘媛 – Wikipedia


( 2021.8.15 Twitter より)



異国の巫女

黄金仮面をつけて舞う異国の巫女……
( = =) トオイメ で夢想。

長江文明(青銅器文明)は、
日本の弥生文化にも影響を与えたという。

異国の巫女と、堅物のハニワくん。


(2021.5.3 Twitter より)


四川省の黄金仮面


中国の「謎の文明」で黄金仮面見つかる 3000年前の遺跡から出土 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

青銅縦目仮面 – Wikipedia

青銅神樹 – Wikipedia

三星堆遺跡 – Wikipedia

目や耳が強調され(千里眼的な神威)
黄金を尊び(陽光神?豊穣神?)
3を聖数とする宇宙樹を崇める……
メソポタミア由来、
北欧神話にどこか似た世界観。

(2021.3.28 Twitter より)


数千年前の黄金仮面かぁ……
たとえば神官が祭祀の際に
つけたのかな……
男神の神官は
女性の場合もあって、
女性神官(巫女)が黄金仮面をつけて
舞うのだったら絵になる……(妄想)
史実と違ってもファンタジーの絵には
なるよね………( = =) トオイメ

そういえば四川省は、
三国志の蜀の地。

紀元前4~5世紀?頃の
魏の西門豹は、
黄河の河の神に
娘や供物を捧げる因習を廃し、
灌漑事業に取り組み、
後の強国化の礎を築いた、と。
西門豹は伝説上の人物だけど、
曹操にも影響を与えた偉人という。
黄河の魏。

長江の秦・蜀、
埋もれた黄金仮面・青銅神樹。
諸葛亮の知恵。
ロマンを感じる。

スーパープレミアム 秘境中国 謎の民 天頂に生きる~長江文明を築いた悲劇の民族~ | NHK放送史(動画・記事)

秘境中国謎の民 天頂に生きるを観る – 相模湾 海から見る風景 (fc2.com)


古代青銅器文明を築いた黄金仮面の民。
(日本の弥生文化にも影響を与えた)

その民の国=古蜀は、
秦と蜀(諸葛亮)に攻め込まれ、
南方へと逃げた一部の人々は、
山岳地帯の少数民族イ族として
伝統の暮らしと文化を守っている……

古代青銅器文明の末裔の人々は、
宇宙樹を信奉。
その人々の国に攻め入った
諸葛亮の末裔が営む隠れ里は、
陰陽八卦図を信奉。

(それぞれのデザインは
新旧で異なるけど、
どちらも元を辿れば
メソポタミア発祥の宇宙観が由来?)

…… 歴史って不思議、
幾重にも寄せる波のよう。

イ族の女性の民族衣装、
エスニック……華やか……
花、慈雨、月(三日月)……
女神のような装い。(*^-^*)

四川省には九塞溝もある。
なんだろう、異国の知らない土地なのに、
どこかなつかしい景色の写真。(*^-^*)
普遍的な……原風景ってこんな感じかな?

(2021.3.30 Twitter より)


「三星堆・中国古代文明の謎」 – あかり窓 (memoru-merumo.com)

黄金仮面の姫(Bing Image Creator) – レモン水 (ginmuru-meru.com)


月の船

「天の海に 雲の波たち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」 柿本人麻呂


異国の姫は、月と水源の巫女で
身分は高いけど孤独。なぜなら
故郷を離れて神殿に仕えている。
織物・陶芸など遠い地の技術を
伝えるために。
留学生のハニワくんに親しみを
感じる姫だけど、ハニワくんの
帰国で二度と会えない別れに。
黒猫がハニワくんの船に乗って、
姫のかわりに海と時をこえる。
   (2020.11.14 Twitter より)

堅物のハニワくんと異国の姫との物語。


窓からのぞく三日月の気配と
不思議な子守歌の声に誘われ
外に出てみたら、黒猫がいて、
その足取りを追って迷い込む
夜の博物館。チケットは?
銀河鉄道ジョバンニの切符?
知らないうちにポケットの中
オリオンを記した若葉色の紙。
展示中の陶器の杯、猫の足跡。
猫の足跡が点々と増え、導く
異界。
  (2020.1.2 Twitterより)

猫に案内されて、見知らぬ博物館に。
ポケットにいつのまにかチケットが。
展示ケースの須恵器に猫の足跡。
その足跡が点々とふえて、黄昏色の幕へと。
幕に「ここはどこ?私はだれ?今はいつ?」
の文字、オリオン座が描かれている。
幕を開けると、工事で失われた大岩。
大岩に器をならべる女性?
   (2020.1.19 Twitter より)

過去の姫の夢の中で
門番をしている精悍な猫(獅子)
VS
ハニワくんの記憶を追体験する
ぼくの傍らに寄り添う黒い子猫
(未来に向かうときの流れ)

黒い子猫の助力で
精悍な猫(獅子)を圧倒するぼく
→いばら姫(あかつき姫)の眠りが覚める

過去と未来と現在がもつれてる?
書かないと解けない。
   (2020.2.5 Twitter より)

一昨年の秋にTweet したハニワくん、
ひらがな多用、小見出し6章、
見出しひとつにつき、15Tweet 前後の文字数
でお話を書いてた。
一昨年の秋だから、かなりうろ覚え。
原稿用紙にしたら20枚~30枚の内容かな……
ざっくりメモのまま置いてある。

「くろ・くろにくる(仮)」
も、同じような字数?

(1) たそがれの館(猫の足跡の器)
(2) 星座の切符(相撲)
(3) 三日月の舟(異界の館)
(4) ねむり姫(不死の酒を断る)
(5) 金の実(苗木や種、書物をさずかる)
(6) ののさまどちら(暁の古墳、帰還)

前のお話に比べると、起伏が少ない気がする。
文字数は少なめがよいかも。
あるいは小さな危機をつくる。

ハニワくんと異界の姫との淡いロマンスを
ぼくが追体験……黒猫が過去と現在をつなぐ。

(2020.1.5 Twitter より)