オリオン

天の川のほとりで
夜明けまで続く
相撲勝負を演じたのは
だれ?

天の牡牛と棍棒で
たたかう勇者は、
玉座に安住する神話を
持たない、常に受難。
受難こそ我が栄光と
夜空をわたる。

幾重にも名を変えつつ、
語られ描かれ祀られ、
謎に包まれているけれど、
かわらぬ星座の輝きは
誰もが知っている。

( 2021.9.21 Twitter より )


(参照)
誰? – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)

おとぎ話 – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)


銅色に輝くシリウス

シリウスが地平線の近くにあると、レイリー散乱と呼ばれる、大気の影響で色が赤、白、青と変化する場合がある。
シリウス – Wikipedia より引用)

銅は過熱により、
あかがね→銀→金→緑、
と表面の色が変化する性質がある。

地平の星と銅の輝きが重なった?

はちみつみかん @ginmuru_meru (ginmuru-meru.com)

古代中東で、三星含む星座サフ(オリオン座の原型)は最高神の息子エンリルと関連づけ「アヌの真の羊飼い」と呼ばれた。
古代エジプトのシリウスは、雨期の開始と新年を告げた。
日本でも夏至の頃の夜明け、東の空に昇るオリオンが漁師の目印になり、土用三郎と呼ばれたという。

ときの節目になる夜明けと、
シリウス・オリオン座の結びつきは深い。

四川省の黄金仮面 – レモン水 (ginmuru-meru.com)

銅を加工したのは古代中東が最初らしいが、鉄器文明にかわるまで、紀元前3000年頃から、青銅器文明は各地の古代国家の成立発展とともに栄えた。

三星堆遺跡(さんせいたいいせき)は、近年に発見され発掘が進む。
紀元前2000年よりも古い、中国・長江の青銅器文明。

「白銀色や黄金色といった華美な色彩は当時の人々の創造性を非常に刺激し、祭礼において用いられた神聖な神具や高貴な者が使用する装飾品として錫を多く含む青銅器が製作された」
青銅器時代 – Wikipedia より引用)

シリウス・女神イシス(鏡・金星がシンボル)と銅とが、祭祀を通じて結びつく。

イシス神話やデメテル神話と通底する日本のアマテラスの天岩戸神話では、「鏡」が重要な役割を果たす。

天岩戸 – Wikipedia

「石器を使っていた地域に、すでに鉄器の利用が普及している隣接地域から青銅器・鉄器の技術の両方が伝われば、その石器を使っていた地域には定義上青銅器時代は存在しないことになる。日本は、その典型例である。
日本では弥生時代に鉄器と青銅器がほぼ同時に伝わったと言われており、青銅器は祭器としてのみ利用され、青銅器時代を経ずにそのまま鉄器時代に移行したと考えられている」
青銅器時代 – Wikipedia より引用)

天の安河の川上にある岩と鉱山の「鉄」とで、
八尺鏡(やたのかがみ)
をつくったという古事記の記載は、まさに鉄器と青銅器がほぼ同時に伝わった文化事情によるのかもしれない。


( 2021.9.9 Twitter より )
( 2021.9.10 加筆)


奈良・富雄丸山古墳で国内最大の蛇行剣出土、類例ない盾形銅鏡も – ライブドアニュース (livedoor.com)

盾形銅鏡に蛇行剣……
ミステリアスでパワフル!
盾形の鏡というと、
メドゥーサ退治にペルセウスが用いた
青銅の盾を思い起こす……


( 2023.1.25~28 Twitter より )


星の湧き水


夜の博物館っていう
建物がイメージ出来ずにつまづいてる。

竪穴式住居風の建物に入ったら、
中は不思議に広くて、
弥生時代の展示があった、とか。
見慣れない小川が流れていて、
水車が回ってる、とか。

異界な感じでもいいのかな……

湧き水、泉のほとり、流れ出す水に水車。 

( 2021.8.16~8.17 Twitter より)

聖水を捧げる巫女
四股をふむ力士
馬に乗って狩りをする王

前方後円墳に残された壁画や
ハニワ達の伝える物語……だっけ。

水瓶座、オリオン、射手座?

古墳の壁画には、星空や星座が
描かれているのに。
日本神話には星にまつわる神が
少ないんだよね……
ホシノカガセオ(アマツミカボシ)
は退治される怪力の土着の神……

( 2021.9.1~9.2 Twitter より )


ふたりの姫

五月待つ
花橘の
香をかげば
昔の人の
袖の香ぞする

(『古今和歌集』夏 詠み人知らず )

ハニワくんの追憶にやどる
異国の舞姫(聖樹の巫女)

ユズリの丘の水瓶の姫
不思議な博物館の女性
ハニワくんの帰りを待ってる
もうひとりの姫


( 2021.8.15 Twitter より )


オトタチバナヒメ


オトタチバナヒメ=ヤマトタケルの妻

橘=非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)

『古今和歌集』夏、詠み人知らず「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」以後、橘は懐旧の情、特に昔の恋人への心情と結び付けて詠まれることになる。(略)
タチバナ – Wikipedia


・セイレーンの面影(異界に通ずる海・常春の実)
・ヤマトヒメの剣→オトタチバナヒメが守護→ミヤズヒメの元に安置(三相女神?)
・海神の人身御供(霊剣&ヤマトタケルにかわり、海難を鎮め、海の守護神となるヒメ)
・海に浮かべた畳(皮・絹)に船から女性が降りる→中国の河神に似た伝承あり。

弟橘媛 – Wikipedia


( 2021.8.15 Twitter より)