海を奏でる女神

更紗馬蹄螺(読み)サラサバテイラ
は、タカセ貝の別名。

サラスバティのこと?

サラスヴァティー – Wikipedia
インドの水の女神。智恵と学問の女神。
日本では弁財天。七福神のひとり。

みがくと真珠質の光沢があらわれ、耳にあてれば潮騒が響くタカセ貝と、弁財天のイメージが繋がる。
海を奏でる女神。

アナーヒター – Wikipedia
アナーヒター(ゾロアスター教の女神) サラスバティと同根。 イシュタル・アフロディーテ・アルテミスなどの女神とも習合。金星神。

キュベレーとも同一視。

これ、読み直して気づいた。
キュベレーは、西アジアの大女神で、ライオン踏んづけてる(地平線・水平線))大地母神だっけ。

弁財天と、水源と、知恵と。
日の出の獅子と、日没の獅子。
宝の貝。
明けの明星、宵の明星。

アケルダマ。
生命の果実。

エジプトのネイトは?

アムピトリーテー – Wikipedia
アムピトリーテーはギリシア神話の海神ポセイドンの后。 ポセイドンは大地の神だったが、アムピトリテーを妻として海洋神となったという説もあり。 テセウスとアムピトリーテーの神話は、日本の山幸彦と海神の娘の豊玉姫の物語に似ている。 海幸山幸は、九州の隼人と関連。
(2019.8.15 Twitter より)

「私はかつてあり、今もあり、これからもある全てである。そして私のヴェールを人間が引き上げたことはない。私がもたらした果実は太陽である。」 6世紀半ばのプロクロスの著述によれば、サイスの神殿の碑文にこう刻まれていたのだという。(by Wikipedea) 日本の地方豪族の古墳時代(後期)頃の著。
(2018.12.28 Twitter より)

弁才天 – Wikipedia

金星神≒軍神・豊穣神、エジプトのイシスや中東のイナンナ(イシュタル)の系譜……地中海のアナト・アシェラ・アーシラトの系譜……アナトの系譜を名乗る天使ラファエルがまつわる相撲、旅、癒し……大女神と犠牲王、よみがえった犠牲王(傷ついたヒーロー)の持つ癒しの力……漁夫王、聖杯、魚 etc.
(2019.1.15 Twitter より)

http://nichibun.ac.jp/YoukaiCard/C1510337-000.shtml…
タカセ貝の伝説。

http://blog.livedoor.jp/eastasian/archives/2057484.html…
タカセ貝の伝説の類話。 日蓮上人の乗った船の、船底に穴が開いてしまい海水が浸入したが、上人が春日神社に祈ると、大アワビがその穴に吸い付き、海水の浸入を防いだ。

(2019.8.15 Twitter より)

神像の手を取る王

川のほとりで夜明けまで天使と格闘して
「私はもう行かなければならない」
と言わしめ、
「私を祝福するまで離さない」
と答えて、
その天使の名はわからないけれども、
新しい名を天使から授けられる。
それが聖書に残る相撲の神話。
日の出まで狼と闘う「スガンさんのやぎ」
という絵本をふと想起。

盲目になったオーリーオーンは、身動き出来ずにうずくまっていた。彼に対し神託は、東の国に行き、ヘーリオスが最初にオーケアノスから昇るとき、その光を目に受ければ、再び目が見えるようになるであろうと告げた。
オーリーオーン – Wikipedia

夜明けを求める英雄。

青銅器文明以前の英雄(棍棒を振りあげ、猟犬を従えた狩人)と、
青銅期文明以降の英雄(剣士)
さらに鉄器文明以降の英雄(圧倒的に強い剣士)

国津神オオクニヌシに引退を迫る天津神タケミカヅチ。
タケミナカタが相撲で勝負しようと、タケミカヅチの腕を握ると、その腕は氷柱のように鋭利だった。

氷柱のように冷たい剣に変じたタカミカヅチの腕。
タケミナカタは驚き、手を離した。
タケミカヅチは、タケミナカタの腕を握りつぶした。
タケミナカタは諏訪まで追い詰められ、
「この地から出ない」
と誓い、天津神に国を譲った。

「神像の手を取る王」の儀式は、
古代バビロンで慣例となっていた。

「アマルウトゥ/マルドゥク」
バビロンを支配した王は「マルドゥク神の御手を取る」儀式を行うことが慣例となり、キュロス2世やアレクサンドロス3世もこの慣例に従った。
バビロニア – Wikipedia

古事記「タケミナカタ対タケミカヅチの相撲」は、国津神に対する天津神の勝利と、オオクニヌシの国譲り神話。
名も知らぬ天使との瀬戸際ぎりぎり(川岸)の相撲は、イスラエルの名の由来譚。
相撲は、神意を勝ち取るための肝試しだったかな?
バビロン王は、数日に及ぶ祭祀の中で、神像の手を取った。

素朴に考えれば……そして
文献の古さから考えれば、
バビロン王の「神像の御手を取る」神事が、
イスラエル由来譚や、
時代的には新しい日本の古事記の神話にも
採り入れられたのかもしれない。
大和朝廷が、各地の信仰の中でも
出雲の大国主や諏訪のタケミナカタ信仰を
無視できなかったゆえに。

金太郎 – Wikipedia
熊と相撲をとったという怪童「金太郎」伝説。

マルドゥク – Wikipedia


(2019.8.19-20 Twitter より)

白きマント

白き布の四隅に刺繍した林檎は、
常世の島の女神のしるし。

これを羽織れば、この世の王よ、
女神の庇護で、ひととき彼岸の身となり、
うつつの眼差しから隠れることが
出来まする。

アーサー王物語 オーブリ―・ビアズリー 挿絵 画像 イラスト。(「著作権切れ」ブログさんより)

どんな物語、どんな会話だろうか、と想像してみた。
http://www.moonover.jp/2goukan/mabinogi/item.htm…
グウェン
「白」の意味の名を持つマント。四隅に赤金の林檎の刺繍がしてあり、まとったものは姿を消すことが出来る。
                 (2019.9.29 Twitter より)

布に女神の加護の意味をもたせる例は、日本神話にもある。
スサノオの館で、ムカデのいる部屋に閉じ込められたオオクニヌシが、スセリヒメから貰った布をふるエピソード等。

どこの美術館だったか(大原美術館かな?)現代アートの展示で、広々したフロアに生成りの布一枚が広げてあった。山や谷のように、しわやひだが複雑に隆起して、最初はなんの素材でつくったのかわからず、ただの布と気づいて驚いた。
布一枚でひろがる世界。
「夜の帳」の語は、夜を暗幕に例えている。
                 (2019.10.4 Twitter より)