冬至の翌朝。
6時でもとっぷり暗い。
夜明け前が一番暗いって、
こういう暗さのことかな……
暮れのニュースを眺めれば、
年末というより世も末な感じ。
夜明けの光明を待ちわびる。
冬至を過ぎて、
寒さはこれから増すけれど、
もう夜はこれ以上長くならない。
白々と朝がくる……
風景は移り変わっても、
黄道をめぐる太陽の物語は、
何千年も変わらず続く。
年の瀬にはそんなことを
つい考える。
( 2023.12.23 Twitter より )
ときどきクリア希求
冬至の翌朝。
6時でもとっぷり暗い。
夜明け前が一番暗いって、
こういう暗さのことかな……
暮れのニュースを眺めれば、
年末というより世も末な感じ。
夜明けの光明を待ちわびる。
冬至を過ぎて、
寒さはこれから増すけれど、
もう夜はこれ以上長くならない。
白々と朝がくる……
風景は移り変わっても、
黄道をめぐる太陽の物語は、
何千年も変わらず続く。
年の瀬にはそんなことを
つい考える。
( 2023.12.23 Twitter より )
「父さんの仕事は、秘密なんだよね」
「息子よ、すまない。今夜は忙しくてな……」
それぞれの場所で狼星(シリウス)を
ながめるクールな夜。
サンタクロースの贈り物を狙う者達から
みんなの夢を守るため
人知れずパトロール中のおおかみさん、
風邪ひきませんように。
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
たとえお前がなんであれ
光れ光れ 小さな星よ
( 2023.12.14 Twitter より )
( 2023.12.14 イラスト作成 Bing Image Creator)
秋も深まる満月の日、
夜には咲かないはずの
ワスレグサの花の子が、
そっと目を覚まして
とおい向こう岸を見つめます。
赤いランタンをともし、
夜明けまで。
……もし水面(みなも)にうかぶ
金の毬(まり)をひろえたら、
夢の中で遊べるわ……
赤い目をしたカエルは、
いくつかの冬をこえ
もうすっかりおじいさん。
古池にゆれる金の毬(まり)を、
いつか両手でつかまえて
あの子に会いたいけれど……
あの子は、自分のことを
おぼえているだろうかと
なんだかすこし心配で……
秋には咲かないはずの
ワスレナグサの花に埋もれ
とおい夏の日の夢がたり。
忘れないでおくれよ、
わたしの歌を。
けろろけろろ
季節外れの歌を、
まんまるい月にてらされ
夜明けまで……
また、会えたらいいのにね。
Happy Halloween !
( 2023.10.29 イラスト作成 Bing Image Creator )
カエルが夜になくわけは – レモン水 (ginmuru-meru.com)
山のあなた
カアル・ブッセ(上田敏 訳)
山のあなたの空遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
噫、われひとゝ尋(と)めゆきて、
涙さしぐみかへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。
(上田敏 訳「海潮音」青空文庫より)
上田敏 上田敏訳 海潮音 (aozora.gr.jp)
花りぼん – レモン水 (ginmuru-meru.com)
闇からめざめる緑の風、かがやく使者、
曙光を汲み、すきとおる新芽の色の杯、
緑閃光という名の魔法のつばさ。
時わたる羽音の訪れに、
星の光の泉はさざめき、
新しい季節の芽吹きを玉に刻み祈る。
伝えられたはずのその名も知らぬ、
古き女神の歩みは蛇のようにひそやか、
風に舞う羽根ほどにもかろやか。
( 2021.11.18 Twitter より )
( 2023.8.11 イラスト作成 Bing Image Creator )
緑の曙光(2) – レモン水 (ginmuru-meru.com)