いばらのかげに(Bing Image Creator)


いばらのかげに、
ひもじさ、さむさ。
花さくかげに、
白金(しろがね)、黄金(こがね)。

ののさま どちら?
いばらのかげで、
ねんねを 抱いて、
花つんで ござれ。

北原白秋訳 まざあ・ぐうす (aozora.gr.jp)
北原白秋 お月さまいくつ (aozora.gr.jp)


( 2023.7.3 Twitter より )
( 2023.7.3 イラスト作成 Bing Image Creator )


いばらのかげに – レモン水 (ginmuru-meru.com)


白鳥の鷺坂山の松蔭に(Bing Image Creator)

もうすぐ新暦の七夕。
(旧暦の方が風情があると思う)

ハニワくんの時代(古墳時代)にも
天体への信仰や物語はあっただろうけれど、
首長の葬送儀礼の痕跡(壁画や副葬品等)から
推しはかるのみ。

七夕の牽牛織女伝説は、
中国伝来の貴族文化で、
奈良時代末期成立の万葉集に
多くの和歌が残る。

白鳥(しらとり)の
鷺坂山(さぎさかやま)の
松蔭(まつかげ)に
宿(やど)りて行(ゆ)かな
夜(よ)も更(ふ)けゆくを

白鳥 鷺坂山 松影 宿而徃奈 夜毛深徃乎

右柿本朝臣人麻呂之歌集所出
(柿本人麻呂歌集より)
(万葉集 巻9-1687 雑歌 鷺坂作歌一首)

( 2023.7.3 Twitter より )
( 2023.6.20 姫イラスト作成 Bing Image Creator )


白鳥の鷺坂山の松蔭に – レモン水 (ginmuru-meru.com)


追憶の姫

(Microsoft Bing Image Creator)

ハニワくんが
天の川に思い浮かべる
姫の姿を
AIさんに描いてもらった……

(とりあえず限界 ← AIでなく自分が)
(もう……なんとなく、こんな感じ?)


( 2023.6.20 Twitter より )
( 2023.6.20 姫イラスト作成 Bing Image Creator )


いばらのかげに(Bing Image Creator)


いばらのかげに、
ひもじさ、さむさ。
花さくかげに、
白金(しろがね)、黄金(こがね)。

北原白秋訳 まざあ・ぐうす (aozora.gr.jp)


ハニワくんのお話、書かないと……
放置中の本を読まないと……
と、思いつつAIさんお絵描きしてた日。
(いちから手描きした方が
イメージ浮かぶのかも)
(でも、AIさんお絵描き上手だなぁ)


いばらのかげに – レモン水 (ginmuru-meru.com)

いばらのかげに – レモン水 (ginmuru-meru.com)

天の原 ふりさけ見れば – レモン水 (ginmuru-meru.com)

四川省の黄金仮面 – レモン水 (ginmuru-meru.com)


( 2023.6.17 Twitter より )
(2023.6.17 イラスト作成 Bing Image Creator )


水の器(絵 Bing Image Creator)

私は土地の長の娘。
幼い頃から人々に
「水の器」と呼ばれ、
大切に育てられました。

ある雨のふらない夏、
私は白い羽の衣をまとい、
水の神に捧げられました。
水の神が訪れたなら、
甕のお酒でもてなすのです。
私はふるえていました。
神の姿をみて
もどってきた「水の器」は
誰ひとりいなかったから。

三日月の光がおりてきて、
誰かが私を呼びました。

月のようにかがやく
剣をかざし、
私の前に立ったのは、
ひとりのみしらぬ旅人でした。
水の神があらわれ、
いくつもの鎌首をもたげ、
私を呑みこもうとしましたが、
旅人はあざやかな剣さばきで
うねる首をかたはしから
切り落としました。
水の神としてあがめられていたのは、
おそろしいオロチだったのです。

たおれた水の神の尾から、
氷のようにかたく
星の雨をしたたらせる剣が、
ひとふりきらめき、あらわれました。
オロチを退治した旅人は
その剣を手にとり、にっこりしました。
「ケガはないか?ぶじでよかった」
やがて彼は、この地に館を築きあげ
「水の器」を妻にしました。

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに
八重垣つくる その八重垣を(古事記)

あぢさゐの八重咲くごとく
弥(や)つ代にをいませ我が背子
見つつ偲はむ(万葉集)

(水の器と呼ばれて
今は名も忘れられた娘と、
ふらりふらり各地に足あとを
残した風来坊のお話です)

(引用)
古事記・日本書紀歌
万葉集(4448 橘諸兄)

※ hydrangea(アジサイ=水の器)

( 2023.6.5 Twitter より )
( 2023.6.5 イラスト作成 Bing Image Creator )