玉の緒よ
絶えなば絶えね
ながらへば
忍ぶることの
よわりもぞする
式子内親王
(小倉百人一首(89番)『新古今集』恋一・1034)
緑の曙光(2)
闇からめざめる緑の風、かがやく使者、
曙光を汲み、すきとおる新芽の色の杯、
緑閃光という名の魔法のつばさ。
時わたる羽音の訪れに、
星の光の泉はさざめき、
新しい季節の芽吹きを玉に刻み祈る。
伝えられたはずのその名も知らぬ、
古き女神の歩みは蛇のようにひそやか、
風に舞う羽根ほどにもかろやか。
( 2021.11.18 Twitter より )
(参照)
緑の曙光 – レモン水 (ginmuru-meru.com)
通ふ天道を
夕星も
通ふ天道を
いつまでか
仰ぎて待たむ
月人壮士
ゆふつづも
かよふあまぢを
いつまでか
あふぎてまたむ
つきひとをとこ
万葉集 第10巻
2010番歌
柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)
題詞(七夕)
( 2021.11.12 Twitter より )
(参照)
いつ見きとてか – ぶるーまーぶる (fairy-scope.com)