月の船

「天の海に 雲の波たち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」 柿本人麻呂
堅物のハニワくんと異国の姫との物語。

初音を待ちわびて

ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる
(小倉百人一首 81番 後徳大寺左大臣 『千載集』夏・161)
          

時代のせいにしてメルヘン捨て去るのは
寂しいことだよ。

初音を待ちわびて夜を明かす。
そんな風流もいいじゃない?