ほ ほ ほたるこい
夏虫の
よそになりゆく
思ひまで
憂き身にやどす
袖の露かな
寂蓮法師
※夏虫(蛍の異名)
※よそになりゆく(疎遠になってゆく)
飛び去ってゆく蛍の幻想的な光を、
現(うつつ)の憂いに満ちた
この身に映し出す、
袖の露(涙)であることよ……
(という意味なのだろうか)
はかない恋慕の歌。
蛍と袖の露を重ねたイメージが
視覚的で美しい。
寂蓮 – Wikipedia
( 2022.8.1 Twitter より )
鳴かぬ蛍が – レモン水 (ginmuru-meru.com)