オショロイ様の宵まつり。
蓮の花のあかりが照らすよ、
キュウリの馬とナスの牛。
しるべの炎の煙が
夕闇にたなびけば、
異界の門がそっと開いて、
星のしずく、風の足音が……
遠い道のりをようこそ、
お帰りなさい。
(旧暦の迎え盆の日に)
Summer greetings to you.
暑中お見舞い申し上げます。
猛暑の夏ですが
どうかお体を大切に
お健やかな日々を
お過ごし下さいますよう。
2024.8. ginmuru-meru
( 2024.7.7 & 8.2 イラスト作成 Bing Image Creator +CG加工 )
鳴かぬ蛍が
恋し恋しと
鳴く蝉よりも
鳴かぬ蛍が
身を焦がす
(都々逸より)
都都逸「恋し恋しと鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」の成立について知りたい。 | レファレンス協同データベース (ndl.go.jp)
露草、月草、蛍草 – レモン水 (ginmuru-meru.com)
待ちつつぞ
白鳥能 飛羽山松之 待乍曽
吾戀度 此月比乎
白鳥の
飛羽山松の
待ちつつぞ
我が恋ひわたる
この月ごろを
しらとりの
とばやままつの
まちつつぞ
あがこひわたる
このつきごろを
笠郎女(笠女郎)
(万葉集 巻4-588 大伴家持への贈歌)
かささぎの
渡せる橋に
おく霜の
白きを見れば
夜ぞ更けにける
大伴家持※
(小倉百人一首 6番『新古今集』冬 620)
※この歌は後世の「家持集」に含まれ、
大伴家持の作とされてはいるが、
確定していない。
(奈良時代編纂の万葉集の
大伴家持の歌には含まれない)
平安後期~鎌倉初期の藤原定家が
小倉百人一首を編纂したとき、
この歌を大伴家持の作としたのは、
なぜだろうか?もしかしたら
家持への恋歌を数多く詠んだ
笠郎女の「白鳥の歌」を
イメージの下敷きにしたことも
理由のひとつではなかろうか……
と夢想。
(万葉集で白鳥が歌われるのは、
笠郎女の恋歌を含めわずか二首という)
(平安中期以降、白鳥の姿の「鷺舞」が
祇園祭に採り入れられるなど、
七夕伝説は、京を中心に広まった)
( 2023.12.25 & 2024.3.24 イラスト作成 Bing Image Creator +写真加工 )
白鳥(シラサギ)の舞 – レモン水 (ginmuru-meru.com)
白鳥の鷺坂山の松蔭に – レモン水 (ginmuru-meru.com)
Dream-Song(Bing Image Creator)
あかりのない世界にともるあかり
– Dream-Song –
Sunlight, moonlight,
Twilight, starlight—
Gloaming at the close of day,
And an owl calling,
Cool dews falling
In a wood of oak and may.
Lantern-light, taper-light,
Torchlight, no-light:
Darkness at the shut of day,
And lions roaring,
Their wrath pouring
In wild waste places far away.
Elf-light, bat-light,
Touchwood-light and toad-light,
And the sea a shimmering gloom of grey,
And a small face smiling
In a dream’s beguiling
In a world of wonders far away.
( “DOWN-ADOWN-DERRY” Walter De La Mere 1922 )
( 2024.1.10 & 1.16 イラスト作成 Bing Image Creator +加工 )
– Dream-Song – – レモン水 (ginmuru-meru.com)