Hey, diddle, diddle-Mother Goose

Hey, diddle, diddle-Mother Goose

  Hey, diddle, diddle,
  The cat and the fiddle,
  The cow jumped over the moon.
  The little dog laughed
  To see such sport,
  And the dish ran away with the spoon.

へい、ぎ~こ、ぎ~こ

 へい、ぎ~こ、ぎ~こ
 ねこさんつまびく バイオリンぎ~こ
 ちちうしおっかさん つきとびこえた
 ざれごとみててさ
 こいぬちゃん きゃわわ わ~ん
 そいでさ おさらとスプーン すたこらさっさ~

(マザーグース Hey,diddle.diddle 拙訳)

(2019.1.3 Twitter より)

初音を待ちわびて

ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる
(小倉百人一首 81番 後徳大寺左大臣 『千載集』夏・161)
          

時代のせいにしてメルヘン捨て去るのは
寂しいことだよ。

初音を待ちわびて夜を明かす。
そんな風流もいいじゃない?

三日月の夜

灯りのついていない部屋の窓、
傾いた三日月がのぞいていた。
淡くひかる惑星の影をまとい、
十字のかがやきを闇に放って。

ぽっかり浮かぶ小さな三日月、
もっと小さな星つぶを連れて、
ほほ笑むように窓からのぞく。
飛行機の点滅灯が弓を横切る。

灯りのついていない部屋の窓、
ほほ笑むように。

              

(2019.11.30 Twitter より)

ホタル

小学生の頃、茅葺屋根の家に泊まり、

山奥の谷川でホタルの乱舞を見た。

大きなゲンジボタルの光、

小さなヘイケボタルの光、

ふわりふわり群れ飛ぶ不思議な光。

親戚のおじいさんが帰り道、

畑の青ネギを折り取って、

中にホタルを一匹入れて持たせてくれた。

先っぽが淡く光る魔法のスティックのようだった。


( 2018.6.25 Twitter より )