たましいの依り代


翡翠の勾玉が古墳副葬品から
出土する例から、
玉(石)を依り代とした祖霊信仰は、
縄文・弥生・古墳時代の日本での
シャーマニズムのひとつの形
だったことが伺われる。

「白珠五千孔、靑大勾珠二枚および異文雑錦二十匹を貢いだ」
(魏志倭人伝)

壹與が魏に献じた品は、
真珠と翡翠の勾玉だった。

折口信夫 万葉集に現れた古代信仰 ――たまの問題―― (aozora.gr.jp)

底本:「日本の名随筆62 万葉(二)」作品社
   1987(昭和62)年12月25日第1刷発行
   1996(平成8)年10月30日第8刷発行
底本の親本:「折口信夫全集 第九巻」中央公論社
   1955(昭和30)年12月発行
(青空文庫より)


( 2021.11.20 Twitter より )

花と玉

ヌナカワヒメ…
翡翠の勾玉を依り代に、
祖霊を祀った文化。
(シャーマニズム、古墳、鳥、龍)

イワナガヒメとコノハナサクヤヒメ…
バナナ型神話。

トヨタマヒメとタマヨリヒメ…
真珠を司る海神の姫。
(常世信仰、天体信仰ー水瓶に真珠の光ー月神、豊穣神)

仏教の国教化、
祖霊から仏教信仰へ


( 2021.11.19 Twitter より )

玉(翡翠)の川姫


日本語の原郷は「中国東北部の農耕民」 国際研究チームが発表(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

トランスユーラシア言語が農耕と共に新石器時代に拡散した ー歴史言語学、考古学と遺伝学の学際 | EurekAlert!

紅山文化 – Wikipedia

玉文化。
河辺。
龍を信仰する農耕民。

それが日本語の源流にも通じる
中国北東部の文化かぁ。
…( = =) トオイメ

玉といえば、
日本では糸魚川のヒスイ文化と
ヌナカワヒメが有名。
出雲のオオクニヌシに求婚され、
ふたりの子が諏訪のタケミナカタ……

ヌは宝玉を表し、
ヌナカワ=玉の川の意。

ヌナカワヒメは、黒姫とも関連。

黒姫伝説とセイレーン – レモン水 (ginmuru-meru.com)

白馬はヒスイの産地。

ヌナカワヒメと白馬の伝説……

あ、そうか。
ハニワくんの愛馬は
異国から海を越えて
連れ帰った子なんだろな……

ミカンも白馬も
器の製法も
古墳の築き方も
海の向こうから。

日本在来馬 – Wikipedia

ヌナカワヒメに求婚した
オオクニヌシは牛に乗り(シバ神の系譜)
土地神は馬に乗って競ったが、
オオクニヌシが勝った、と。

ヌナカワヒメは、水源の姫。
山犬は嫌い(大犬座シリウス系の
神話はない→豊穣女神とは別系)

糸魚市のサイトから、
姫の伝承集。わかりやすい。

奴奈川姫の伝説/糸魚川市 (itoigawa.lg.jp)

糸魚川周辺は
縄文時代からヒスイ産地
馬に乗る土地神
水源の姫
勾玉(龍神系?)
↑系統の近い黒姫伝説=蛇婿

弥生(稲作文化が渡来)以前からの
女神=ヌナカワヒメ
オオクニヌシ(出雲文化)との
政略的な婚姻譚
→諏訪のタケミナカタの起源譚

糸魚川のヒスイは
奈良時代に流通とだえる(なぜ?)

日本翡翠情報センター:翡翠の古代史(ANCIENT HISTORY):一体何が起きたのか? 奈良時代に忽然と勾玉が消滅した (japanjade-center.jp)

ものすごく本格的な
日本翡翠サイトさん発見。

糸魚川産のヒスイ(勾玉)が
流通しなくなった奈良時代。
仏教伝来によって、
古墳時代が終焉。
祖霊信仰(勾玉をアイテムとしていた)
スタイルが大きく変化。

あ、国分寺(弁財天を祀る)が
墳丘の上に建てられた例など、
まさにそれだよ……


( 2021.11.16 Twitter より )


器の女神・水の女神


ブログ はちみつみかん「カガセオ幻想(1)」より
はちみつみかん @ginmuru_meru (ginmuru-meru.com)

カグツチや
ハニヤスヒメ・ミズハノメが
なんだか気になる。
黄泉の女神ー大地母神イザナミと、
この世に残されたイザナミの分身。
ミズハノメは水の女神。
各地に国分寺が建ち、
弁財天が祀られることで、
ミズハノメが弁財天に上書きされた?

ブログ はちみつみかん「豊穣の器と水神」より
はちみつみかん @ginmuru_meru (ginmuru-meru.com)


ハニヤスヒメ(又はハニヤマヒメ)は
赤土の神、陶器の神、
祭祀に使う器の神。
そして水の女神(ミズハノメ)
とセットで語られる。
(イザナミ神話)

とりとめがない夢想だけれど、
ちょっと手間でもサイトにまとめて
よかったかな……
記憶のよすがになる。(;^_^A


水の器 – レモン水 (ginmuru-meru.com)

「みかの原」の「みか」は
瓶、甕をあらわす言葉。

古代の王に
聖水をいれた器を捧げる
巫女の埴輪が、
古墳に祀られていた例も
あることを連想。


埴輪といえば人をかたどったタイプを思い浮かべるけれど、実は…埴輪が教えてくれる“古墳時代の社会”とは(文春オンライン) – Yahoo!ニュース


( 2021.11.9 Twitter より )


器や埴輪や土偶を主に作ったのは女性で、
粘土や薪を集め、焼き物にしたり、
出来た品を運搬したのは男性、という説が。

ハニヤスヒメ、カグツチ……
ミズハノメは、水源の巫女かな……
夢想ながるる時間……


( 2021.11.12 Twitter より )