石走る垂水の上のさわらびの
萌え出づる春になりにけるかも
石激垂水之上乃左和良妣乃毛要出春尓成来鴨
志貴皇子( 万葉集 巻8・1418 )
滝、石、早蕨。
水源と山の女神、春の女神。
奈良時代には姿を消した翡翠信仰、
こんな形で「みどり」の魔力の
面影を伝えているのかも。
今日はみどりの日。
( 2022.5.4 Twitter より )
翡翠と邪馬台国 – レモン水 (ginmuru-meru.com)
ときどきクリア希求
石走る垂水の上のさわらびの
萌え出づる春になりにけるかも
石激垂水之上乃左和良妣乃毛要出春尓成来鴨
志貴皇子( 万葉集 巻8・1418 )
滝、石、早蕨。
水源と山の女神、春の女神。
奈良時代には姿を消した翡翠信仰、
こんな形で「みどり」の魔力の
面影を伝えているのかも。
今日はみどりの日。
( 2022.5.4 Twitter より )
翡翠と邪馬台国 – レモン水 (ginmuru-meru.com)
美知乃倍乃
宇万良能宇礼尓
波保麻米乃
可良麻流伎美乎
波可礼加由加牟
道の辺(へ)の、
茨(うまら)のうれに、
延(は)ほ豆(まめ)の、
からまる君(きみ)を、
はかれか行かむ
丈部鳥(はせつかべのとり)
万葉集 第二十巻:4352
たのしい万葉集(4352): 道の辺の茨のうれに延ほ豆の (art-tags.net)
妻との別れを惜しむ防人の歌
つるバラ&豆のつる。
万葉集の時代の野茨は、
白い小さな花だった、とか。
昔の画像フォルダーに
豆のツルがあった。
金網にびっしり巻き付く
カラスノエンドウ(←たぶん)……
手入れされた花壇の花とは
異なる魅力を感じたっけ。
道端の野茨や豆科の花のように、
素朴で愛らしく一途な女性像が
思い浮かぶ、万葉集の防人の歌。
(文字だけで読むと大人っぽく
感じるが、野草イメージは清々しい)
( 2022.1.24 Twitter より )
萩の花 – レモン水
からまる君を(Bing Image Creator) – レモン水
いばらのかげに
いばらのかげに、
ひもじさ、さむさ。
花さくかげに、
白金(しろがね)、黄金(こがね)。
北原白秋訳 まざあ・ぐうす (aozora.gr.jp) より
このイメージに惹かれたので、
北原白秋訳の原詩を探してみたが、
どのマザーグースの本を訳したとも
記述が見当たらず、
「この本の中の童謡はおもに
そのマザア・グウスから訳したのですが、
そのほかにもイギリスやアメリカの
子供のうたっているので違ったのが
たくさんつけたしてあります」
と白秋の「はしがき」が添えられている。
「いろんな本がでています。
日本ではこのわたしのが初めてです」
とはしがきにあるので、
童謡マザーグースを翻訳した児童書の出版は、
北原白秋訳が初めてらしく、
複数の英語本を参考に編纂したようだ。
検索すると、マザーグースの日本への
初紹介は英語の教科書という指摘があった。
明治のマザーグース (ozorasha.co.jp)
あれこれ検索してみたが、
白秋訳「いばらのかげで」の原詩は
見つけられず、もしかしたら
元はイギリスやアメリカの童謡かも
しれないとも考えた。
(児童読み物より早く、
マザーグースは英語の教材、
次に唱歌の教材として導入されたという、
上記サイトさんの指摘を参考に)
The Project Gutenberg eBook of Mother Goose’s Nursery Rhymes, by Walter Crane, et al.
白秋は原詩を明記していないけれど、
なんとそれを探し出して、英和対訳で
出版している本があった。(*^-^*)
Under the furze
「いばら」は意訳で
ハリエニシダのことらしい。
アイルランドには、
ハリエニシダを使った
伝統行事があるという。
そこまでわかれば十分……
英和対訳 北原白秋 まざあ・ぐうす / マザーグース | 北原隆吉, マキノカヲル | 小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
11月4日 Under the furze いばらのかげには|かすてら|note
いばら=薔薇のことだろうか、と
Under the rose で探しても
見つからなかったけれど……(;^_^
さらに Under the rose は慣用句で
「秘密にする」の意味があって、
惑わされた……Orz
明治の学校唱歌の「庭の千草」
の意訳かと思ったり迷走……
いばら=ハリエニシダだったとは。
ネットの検索って便利だなあ、
つくづく。(*^▽^*)
ロビンソン商会 歌詞対訳works : The Wren In The Furze《金雀枝の中の鷦鷯》The Chieftains (blog.jp)
「 黄色い花をつけるハーブ。
毒性アルカロイドを持つが、
使い方次第では薬にもなる。
ケルトでは太陽神の象徴とされ、
キリスト教以後も妖精や魔法に関連するとされた。
魔女はこのエニシダで魔法の箒を作るとされる」
エニシダが登場するアイルランド民謡を
紹介しているサイトさんより引用。
エニシダの黄色い花は、
ケルトの太陽神ルーの象徴だという。
白秋訳「いばらのかげに」は、
冬の寒さに耐え、春の到来を待ち望む人々の
思いがこめられた詩(歌)なのだろう。
( 2022.1.20 Twitter より )
今年は寒いけど、
これだけ寒いと
春待つ気持ちが
ふくらむよ……
そろそろ小正月、
火祭り(どんど焼き)の頃。
ほんとは旧暦の方が
雰囲気合うんだろうな……
(お正月=朔日からの
始めての満月が小正月?)
左義長 – Wikipedia
小正月の火祭り、
風土により呼称もさまざま。
奥が深そう。
正月のお飾りを、
近所のお寺や神社に
持参して焚き火にくべるのが
「どんど焼き」と呼ばれる行事と
思ってたけど、
広島や兵庫の「とんど」は、
写真みただけでも面白そう……
小正月には「鳥追い」という
行事が伝わる地方もある。
S+R の名を持つ女神 – レモン水 (ginmuru-meru.com)
鳥を捕らえるごとく魂を – レモン水 (ginmuru-meru.com)
翼もつ鳥のように訪れるもの – レモン水 (ginmuru-meru.com)
ハニワくんの物語で考え中の
「星の宮の門番の謎かけ」の内容
=豊穣女神の再生に結びつく謎?
(ののさま どちら、わらべ歌に
まつわる謎かけにするといいかも)
( 2022.1.6~1.18 Twitter より )
「私はかつてあり、今もあり、
これからもある全てである。
そして私のヴェールを
人間が引き上げたことはない。
私がもたらした果実は太陽である」
サイスにあった
ネイトの神殿の碑文という。
こんな感じの謎かけがいいなぁ。
何かよい言葉ないかな……
思いつかない……Orz
成木責めの問答っぽい内容……?
ユディシュティラ – Wikipedia
マハーバーラタの英雄ユディシュティラの
試練・問答。
バナナか石か?(バナナ型神話)
忘却の門、とか
忘却の問答、とか……
夜明けを忘れる展開。
光をば
くもらぬ月ぞ
みがきける
稲葉にかかる
あさひこの玉
西行
(山家集 秋歌)
まっかっかなむすめがまどからのぞいている|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)
「まっかっかなむすめがまどからのぞいている」
(木乃美 光 編 / 正田 壤 画
福音館書店 1973年12月01日初版)
「てあしがないのに とびらをあける」
答は「かぜ」(モンゴル)
「おつきさまがおとした おひさまがそれをひろった」
答は「よつゆ」(ハンガリー)
光と水が注げば、
春がくれば、種は芽吹く
といったニュアンスの問答。
「私は誰?ここはどこ?今はいつ?」
と星の門の門番に問いかけられて、
何も思い出せない僕。
「お前は誰?どこから来たの?
帰り道はあるの?」
鏡像の幻を前に立ち尽くす。
そんな場面……?
( 2921.12.18~20 Twitter より )