玉かぎる(Bing Image Creator)


玉かぎる
髣鬢(ほのか)に見えて
別れなば
もとなや恋ひむ
逢ふ時までは

山上臣憶良

(七夕の歌)
万葉集 巻八(一五二六)

玉蜻蜒
髣髴所見而
別去者
毛等奈也戀牟
相時麻而波

玉かぎる(ほのかに係る枕詞、玉の淡い光)
もとな(むやみに、どうしようもなく)

 
( 2021.11.26 Twitter より )
( 2024.1.10 &1.16 イラスト作成 Bing Image Creator +加工 )


玉かぎる – レモン水 (ginmuru-meru.com)


すもうにかった びんぼうがみ


「すもうにかった びんぼうがみ 」
(松谷みよ子 再話、斎藤真成 画、福音館書店 こどものとも1973年1月号、1973.1.1初版発行)

すもうにかった びんぼうがみ|福音館書店 (fukuinkan.co.jp)

大晦日の民話。
貧しくても心優しい働き者の若夫婦が、
我が家の貧乏神に御馳走を食べさせ、
やってくる福の神との相撲勝負を応援すると?

古来より日本の相撲神事は
新年と七夕とに奉納された。
民話にも
「大晦日から新年への年越しの夜の相撲」
が物語られており、
災い転じて福となす大らかな展開が楽しい。
貧しさから豊かさへ、
闇から光への逆転劇は、
冬から春への季節に応じ
穀物を育んできた農民たちの知恵に
深く根差しているのだろう。


( 2023.12.31 Twitter より )


星空の恵みを地におろす – レモン水 (ginmuru-meru.com)

相撲、伎楽、鷺舞、七夕 – レモン水 (ginmuru-meru.com)


黄金仮面の姫(Bing Image Creator)


いばらのかげに、
ひもじさ、さむさ。
花さくかげに、
白金(しろがね)、黄金(こがね)。


ののさま どちら?
いばらのかげで、
ねんねを 抱いて、
花つんで ござれ。

北原白秋訳 まざあ・ぐうす (aozora.gr.jp)
北原白秋 お月さまいくつ (aozora.gr.jp)


( 2023.12.25 イラスト作成 Bing Image Creator )


四川省の黄金仮面 – レモン水 (ginmuru-meru.com)