星の湧き水


夜の博物館っていう
建物がイメージ出来ずにつまづいてる。

竪穴式住居風の建物に入ったら、
中は不思議に広くて、
弥生時代の展示があった、とか。
見慣れない小川が流れていて、
水車が回ってる、とか。

異界な感じでもいいのかな……

湧き水、泉のほとり、流れ出す水に水車。 

( 2021.8.16~8.17 Twitter より)

聖水を捧げる巫女
四股をふむ力士
馬に乗って狩りをする王

前方後円墳に残された壁画や
ハニワ達の伝える物語……だっけ。

水瓶座、オリオン、射手座?

古墳の壁画には、星空や星座が
描かれているのに。
日本神話には星にまつわる神が
少ないんだよね……
ホシノカガセオ(アマツミカボシ)
は退治される怪力の土着の神……

( 2021.9.1~9.2 Twitter より )


月人壮士

夕星も
通ふ天道を
いつまでか
仰ぎて待たむ
月人壮士

ゆふつづも
かよふあまぢを
いつまでか
あふぎてまたむ
つきひとをとこ

万葉集 第10巻
2010番歌
柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)
題詞(七夕)


ふたりの姫

五月待つ
花橘の
香をかげば
昔の人の
袖の香ぞする

(『古今和歌集』夏 詠み人知らず )

ハニワくんの追憶にやどる
異国の舞姫(聖樹の巫女)

ユズリの丘の水瓶の姫
不思議な博物館の女性
ハニワくんの帰りを待ってる
もうひとりの姫


( 2021.8.15 Twitter より )


オトタチバナヒメ


オトタチバナヒメ=ヤマトタケルの妻

橘=非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)

『古今和歌集』夏、詠み人知らず「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」以後、橘は懐旧の情、特に昔の恋人への心情と結び付けて詠まれることになる。(略)
タチバナ – Wikipedia


・セイレーンの面影(異界に通ずる海・常春の実)
・ヤマトヒメの剣→オトタチバナヒメが守護→ミヤズヒメの元に安置(三相女神?)
・海神の人身御供(霊剣&ヤマトタケルにかわり、海難を鎮め、海の守護神となるヒメ)
・海に浮かべた畳(皮・絹)に船から女性が降りる→中国の河神に似た伝承あり。

弟橘媛 – Wikipedia


( 2021.8.15 Twitter より)



七夕

かささぎの 渡せる橋に おく霜の 
白きを見れば 夜ぞ更けにける

中納言家持
(小倉百人一首(6番) 『新古今集』冬・620)

冬の短歌だけれど、
七夕伝説を織り込んでいる。

七夕といえば、
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は
旧暦のお盆の夜の物語だという。
旧暦のお盆と七夕は関連が深い。

遠く離れた人を思う星空。

たとえば冬に「夏の天の川」を歌う。
「銀河のはずれにしかいない友」を嘆くも、
寄り添う双子の魂の旅路を描く。

不在を歌うことで、存在が浮かび上がる。
この二重性は、古来から詩人たちの
大きなモチーフなのだろう。

「慕情」というカテゴリー。


( 2021.7.7 Twitter より )