月の船

「天の海に 雲の波たち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」 柿本人麻呂


異国の姫は、月と水源の巫女で
身分は高いけど孤独。なぜなら
故郷を離れて神殿に仕えている。
織物・陶芸など遠い地の技術を
伝えるために。
留学生のハニワくんに親しみを
感じる姫だけど、ハニワくんの
帰国で二度と会えない別れに。
黒猫がハニワくんの船に乗って、
姫のかわりに海と時をこえる。
   (2020.11.14 Twitter より)

堅物のハニワくんと異国の姫との物語。


窓からのぞく三日月の気配と
不思議な子守歌の声に誘われ
外に出てみたら、黒猫がいて、
その足取りを追って迷い込む
夜の博物館。チケットは?
銀河鉄道ジョバンニの切符?
知らないうちにポケットの中
オリオンを記した若葉色の紙。
展示中の陶器の杯、猫の足跡。
猫の足跡が点々と増え、導く
異界。
  (2020.1.2 Twitterより)

猫に案内されて、見知らぬ博物館に。
ポケットにいつのまにかチケットが。
展示ケースの須恵器に猫の足跡。
その足跡が点々とふえて、黄昏色の幕へと。
幕に「ここはどこ?私はだれ?今はいつ?」
の文字、オリオン座が描かれている。
幕を開けると、工事で失われた大岩。
大岩に器をならべる女性?
   (2020.1.19 Twitter より)

過去の姫の夢の中で
門番をしている精悍な猫(獅子)
VS
ハニワくんの記憶を追体験する
ぼくの傍らに寄り添う黒い子猫
(未来に向かうときの流れ)

黒い子猫の助力で
精悍な猫(獅子)を圧倒するぼく
→いばら姫(あかつき姫)の眠りが覚める

過去と未来と現在がもつれてる?
書かないと解けない。
   (2020.2.5 Twitter より)

一昨年の秋にTweet したハニワくん、
ひらがな多用、小見出し6章、
見出しひとつにつき、15Tweet 前後の文字数
でお話を書いてた。
一昨年の秋だから、かなりうろ覚え。
原稿用紙にしたら20枚~30枚の内容かな……
ざっくりメモのまま置いてある。

「くろ・くろにくる(仮)」
も、同じような字数?

(1) たそがれの館(猫の足跡の器)
(2) 星座の切符(相撲)
(3) 三日月の舟(異界の館)
(4) ねむり姫(不死の酒を断る)
(5) 金の実(苗木や種、書物をさずかる)
(6) ののさまどちら(暁の古墳、帰還)

前のお話に比べると、起伏が少ない気がする。
文字数は少なめがよいかも。
あるいは小さな危機をつくる。

ハニワくんと異界の姫との淡いロマンスを
ぼくが追体験……黒猫が過去と現在をつなぐ。

(2020.1.5 Twitter より)


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