眠り姫と猫

眠り姫を目覚めさせる
三つの試練あるいは謎。
ひとつめ、相撲。
ふたつめ、船旅の歌声。
(ローレライの櫛とか)
みっつめ、聖杯の神酒。
???
う~ん、まだちょっと
なんか見えてない感じ。
姫の夢の中で猛獣退治。
姫の夢の中で獅子対決。
???
なんだろ、足場ゆれる。
もっと深く錨をおろす。
   (2020.1.11 Twitter より)

金色の三日月をうかべた目で
すこし首をかしげて、じっと
ぼくをみつめてくる黒い子猫。
ちいさな体は日だまりのよう。
もしかしておなかすいてる?
ミルクがほしいのだろうか?

(春の日だまりのような黒猫)
(金の三日月をうかべた目)
   (2020.1.12 Twitter より)

猫に案内されて、見知らぬ博物館に。
ポケットにいつのまにかチケットが。
展示ケースの須恵器に猫の足跡。
その足跡が点々とふえて、黄昏色の幕へと。
幕に「ここはどこ?私はだれ?今はいつ?」
の文字、オリオン座が描かれている。
幕を開けると、工事で失われた大岩。
大岩に器をならべる女性?
   (2020.1.19 Twitter より)

黒い子猫、しゃべんないまま経過してる。
とりあえず書いてみるか……と思い直す。
たったひとことだけって流れもありかな。
   (2020.1.19 Twitter より)

子猫の存在そのものが謎なんだから、しゃべらなくてもいいのか……
重要なところで、ひとことふたことあれば。

種とか春待つ気持ちとか。
言葉すくなに待つ気持ちとか。
そっち系のやつ……
   (2020.2.5 Twitter より)

いばら姫、オーロラ姫、あかつき姫。 いばらに包まれた中洲城。 時がとまっている。 眠る姫。 あ、眠っているのは黒猫か…… あかつき姫の腕の中で、眠る黒猫。 館の園には、太陽の実がなる樹。 絵づらは思い浮かぶけど、 物語が浮かばない……Orz
   (2019.12.4 Twitter より)

夜明けの獅子(猫) 黄昏の獅子(猫) 黒猫は2匹……現世の猫と過去世界の猫? 夜猫、影猫、夜明けの猫、黒猫……う~ん? 中洲城の姫の飼い猫が、 ハニワくんについて渡来。 ミカン(太陽の果実)とともに。 古墳の須恵器に猫の足跡。 博物館でそれを見かける……猫の足跡が 不思議な旅へと導く。
   (2019.12.1 Twitter より)

過去の姫の夢の中で
門番をしている精悍な猫(獅子)
VS
ハニワくんの記憶を追体験する
ぼくの傍らに寄り添う黒い子猫
(未来に向かうときの流れ)

黒い子猫の助力で
精悍な猫(獅子)を圧倒するぼく
→いばら姫(あかつき姫)の眠りが覚める

過去と未来と現在がもつれてる?
書かないと解けない。
   (2020.2.5 Twitter より)

(1)たそがれの館

学校からもどったら、
まっくらなぼくの部屋の窓から、
かたむいた三日月がのぞきこんでいた。

ののさまどちら ねんねをだいて
いばらのかげで はなつんでござれ

やさしい歌が耳をくすぐる。
だれ?
窓からみおろすと、
金色の三日月をうかべた目で、
首をかしげ、ぼくをみつめてくる黒い子猫。

子猫がほそい声で、ミヤァとあまえるようにないた。
おなかがすいているのかな。
ミルクがほしいのだろうか。
ぼくは子猫の声にさそわれ、おもてに出てみた。
黒いかげがしなやかに通りをすべる。
どこにいくのか、金の三日月をうかべた目が、
ふりかえってぼくを見つめる。
あれ、ついてこい、だって?

どこまでいくのか、黒い子猫。
ぼくをふりかえりながら、
街をぬけ、川をわたり、坂道をのぼって。
いつしかここは、ゆずりの丘。
かたむいた三日月がてらす丘。

ここは、昔々の古墳があった場所。
今では新しい学校が建っている…… はずなのに、
あれ、こんな景色だったっけ?
灯のともる館が一軒。

キーワードは、器

キーワードは、器かなぁ。
聖杯城の、聖杯。
器が足りない、とか
器を届ける、とか。
ねむり姫を救うために器を届ける、とか。
器には猫の足跡がついてる。
器が割れそうになる、あるいは割れる。
器に天の川の聖水を汲む、姫の眠りを覚ます。
姫の不老不死の酒を断って、故郷に帰る。
宝を持ち帰る。

大岩に宴の器を並べる、
器に月光の聖水を汲む、
器に井戸の若水を汲む、
器……
緑……
緑を挿した器を持って、
茅の輪くぐり……
メビウスの輪みたいに、
過去と現在が交差する。
モチーフ並んでるけど、
エピソードがみえない。
なにかぴったりの器を
めぐるエピソード……
あるはず、きっと。

祭殿の器を粉々に割り、
巫女の手をとり館を脱出。
追っ手を逃れ川をくだり、
海原に漕ぎ出す若き武人。

などいう荒っぽい所業で、
本当はさらわれたかった
姫君……とか、かなぁ。
そんな夢をみるネンネ姫。
ハニワくんのキャラでは
まず無さそうな展開だし。
子猫をハニワくんに託す
ほのかな曙光。


(2020.1.5 Twitter より)

あらすじは?

窓から三日月の気配。
不思議な子守歌の声。
ののさまどちら……

工事ですでに
失われてしまった大岩に
幻の器をならべる人影?
黒い子猫にミルク……

失われてしまった大岩。
工事で発掘された古墳の埋葬品。
埋葬品の器や剣などを展示する
博物館。もしくは不思議な館。
真夜中に灯がともる館……

一昨年の秋にTweet したハニワくん、
ひらがな多用、小見出し6章、
見出しひとつにつき、15Tweet 前後の文字数
でお話を書いてた。
一昨年の秋だから、かなりうろ覚え。
原稿用紙にしたら20枚~30枚の内容かな……
ざっくりメモのまま置いてある。

「くろ・くろにくる(仮)」
も、同じような字数?

(1) たそがれの館(猫の足跡の器)
(2) 星座の切符(相撲)
(3) 三日月の舟(異界の館)
(4) ねむり姫(不死の酒を断る)
(5) 金の実(苗木や種、書物をさずかる)
(6) ののさまどちら(暁の古墳、帰還)

前のお話に比べると、起伏が少ない気がする。
文字数は少なめがよいかも。
あるいは小さな危機をつくる。

ハニワくんと異界の姫との淡いロマンスを
ぼくが追体験……黒猫が過去と現在をつなぐ。


(2020.1.5 Twitter より)